ドイツでソーセージの横に添えられることの多い、伝統料理「ザワークラウト」。乳酸発酵した酸っぱいキャベツの漬物です。少ない材料で作ることができるので、初心者にもやさしい発酵食品です。特に春キャベツは水分が多く作りやすいのでおすすめです。一度作って置くと冷蔵庫で数週間保存が可能なので、野菜が足りないと感じたときに加えましょう。たくましい植物性乳酸菌だけでなく、ビタミンCなどのビタミン類も豊富に含まれます。 ※栄養価は固形100g当たりの目安となっています。
《材料》作りやすい分量
- キャベツお好きな分量
- 塩キャベツの分量の2%
- ローリエ適量
《作り方》
- 手を洗い、保存する瓶を煮沸消毒する。使用する包丁、まな板、ボウルにも熱湯をかけておく。
- キャベツの外の葉を2枚程むき、丸のままさっと水洗いしたら、細切りにする。
- ボウルに入れてキャベツの重量を計る。
- ③に計量した塩を加えて、水気が出るまでよく揉みこむ。出てきた水分ごと瓶に詰め、表面をラップで覆う。重石をのせて瓶の蓋を閉めて常温に置く。
- 数時間~1日経ったら、水が上がってきてキャベツが浸っていることを確認する。常温(直射日光の当たらない20~25℃)で発酵させ、1日1回蓋を開けてガス抜きをする。発酵期間の目安としては夏場だと2~5日、冬場は1週間程度~。キャベツが黄色っぽくなり、すっぱくなったら食べごろ。冷蔵庫で保管する。
栄養士からのワンポイントアドバイス
・本場ドイツでは、キャラウェイシードが入っています。
・瓶に対してキャベツをいっぱいまで詰めたら、重石はしなくてもOK。⑤でしっかりキャベツが水に浸かっていることを確認してください。ガス抜きをする時に水がとび出ることがあるので、下にお皿などを置いておきましょう。
・⑤でキャベツが水に浸りきっていなかったら、2%濃度の食塩水を追加しましょう。