ほうれん草の鉄分や葉酸など豊富に含まれる栄養素を効率よく利用できるよう、食材の組み合わせを工夫しました。さっぱりしたレモン味が新しいほうれん草のバターソテーです。ほうれん草に含まれる鉄はビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂ると、吸収率UP!じゃがいものビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。脂溶性ビタミンのビタミンA・E・Dはバターで炒めることでより吸収できます。ほうれん草の調理で少し面倒なのではあく抜きのための下茹ですよね…。えぐみの原因であるシュウ酸は水に溶けやすいため、水にさらすことによって流れだし、さらに油で炒めることによってえぐみを感じにくくなるので、簡単にソテーをしたい方は今回の調理法がおすすめです。さらに時短に仕上げたい方や糖質を控えている方は、じゃがいもをきのこに変えてみてくださいね。
《材料》作りやすい分量3人分
- ほうれん草1袋
- じゃがいも1個
- 卵1個
- バター15g
- レモン果汁小さじ1
- 塩・胡椒少々
- しょうゆ小さじ1
《作り方》
- じゃがいもの皮をむいて千切りにし、たっぷりの水にさらしておく。
- ほうれん草をよく洗い、根本に十字の切れ込みを入れて、5㎝幅に切る。たっぷりの水にさらす。
- じゃがいもの水気をきり、キッチンペーパーで軽く水気を取る。熱したフライパンにバターを入れ、じゃがいもを加えて中火で炒める。
- 同様にほうれん草も水気をきり、キッチンペーパーで軽く水気を取る。じゃがいもが透き通ってきたらほうれん草を加える。
- かさが半分になるまで炒める。卵を溶いてから加え、全体を炒め合わせる。
- レモン果汁と塩コショウを入れ、しょうゆを鍋肌から加えてよく混ぜたら完成。
栄養士からのワンポイントアドバイス
①千切りはスライサーを使うのがおすすめ。火の通りもよく早く出来上がります。④炒めるときの火力は中火のまま一気に作りましょう。ほうれん草はボリュームがあるので、そっとまぜたら少し放置。その間に卵を溶いておくと◎ ⑤フライパンの食材を寄せて、スペースを作ってから卵を加え、混ぜるときれいにできます。